あなたは5年後10年後の姿を思い浮かべられますか?
キャリア形成を考える時に大切なことは、健康寿命をふまえ約90年という人生をどう過ごすかという視点を忘れてはなりません。年を取ってくると、能力や価値観の個人差が目立ってきます。身体的能力、知的能力ともに、組織の中で評価される能力と健康を維持することが大切です。
どういうキャリアを形成していくか、まず自分の将来の人生設計を考えて、概略の人生の姿を書くことが必要です。その上で、自分を客観的に見つめ、自分の強み・弱み、向き・不向きを掴むことが次のステップとなります。ところが多くの場合、「自分を見直すこと」、つまり、自己評価を客観的におこなうことで、落ち込んだり、つまずいたりする場合が多くなります。自分に甘く評価をするか、実態以上に厳しく評価をするか、あなたはどちらのタイプでしょうか。
今後、自分の未来を良くしたいならば、なすべき項目を整理して自己を客観的に見つめましょう。やり方は自分という評価対象を、仕事が求める必要要件を評価基準として、評価をすることです。
友人、先輩、ご家族の助言も大変良いことですが、第三者視点の利用として、慣れ親しんだ人ではない外部キャリアコンサルタントなどに第三者評価を求めることもできます。これは定期的な自己診断やキャリアデザイン(人生の目的目標を計画すること)に取り組む上では、大変有効です。
キャリアの必要性とは? 何のために考えますか
幸せになるための能力開発には、近道も王道もありません。
キャリアとは古代ローマ時代、馬車がぬかるんだ道を通った後に出来た「轍:わだち」から、「人生のあしあと」「過去または未来の道筋」などと表現されます。
キャリアは自分が成人してから社会とどういう形でかかわりをもつか、どういう仕事で社会へ参加していくのかといった職業の社会的意義、人生を職業の関係のその人なりの考えを基盤にして形成されていきます。今現在のあなたの状態はいかがですか。自分は自分の能力に満足されていますか?
キャリア開発は、能力形成期、能力充実期、能力発揮期、能力再点検期と、時間をかけて形成されていきます。あなたは長期的な視野はありますか?
企業におけるキャリア開発は一日の大半を占める仕事を核として、開発計画を作成するのが良いでしょう。
中には、現在従事している仕事から離れるために、新しい知識や技能を身につけたいと考えている人がいるかもしれせん。そうした場合でも、仕事を行う上での基礎的なスキルは、現在担当している仕事を通じて充分に修得することが可能ではないでしょうか。例えば、文章理解力や文章作成力、パソコンでの情報収集力、情報活用力など業務に関する基礎的スキルは充分に修得できるはずです。
◇「雇用能力向上」への取り組みからのメッセージ
大切な自分が自分の未来を向上させるために、過去を振り返ると共に、現在の自分と向き合い、今後に活かしてもらいたいと思います。経営理念は、一人一人、私たちの生き方や経験を活かして、良い会社を所属の社員全員で作るということを目指しています。皆さんがキャリアコンサルティングや職業訓練という、改めて自己を振り返るきっかけを通して、職業観や仕事に対する価値観をさらに確立することで、将来への不安を無くし、これまで以上の有意義な仕事や個人生活を過ごして欲しいと願っています。
CAREER キャリアコンサルティング
当社の得意分野(仕事、組織、職業上のよろず相談)
【ご支援内容】
セルフ・キャリアドック / ジョブカード(厚生労働省)の利用を推奨いたします
セルフ・キャリアドック導入支援
従業員:現在の悩み・今後のキャリア構築のご相談(ジョブカードあり)
経営層:マネジメント層向け お悩み相談・解決支援
キャリアデザイン ワークショップ
派遣社員向け教育計画・キャリアコンサルティング
従業員参加型の評価制度構築 ワークショップ
【予想される効果】
①自己理解・多様性理解の促進による組織の活性化
②モチベーション、エンゲージメント等の向上
③エンプロイヤビリティの意識づけによる従業員の資質向上